vol.1

キャンピングカーは「どこでも別荘」

あなたの週末は、あるいは休日は、どんな一日だろうか?

日ごろの疲れを癒すのに精いっぱいで、一日ごろごろ?昼過ぎまでぐっすり?そして何をするでもないまま、気がつけば夕方。ゆっくりできてよかったな、と思う反面、なんだか損したような気もする。
これが、キャンピングカーを買う前の、私の休日の過ごし方だった。

私が若いころ、世間はバブル景気に沸いていた。普通のサラリーマンがリゾートマンションやちょっとした別荘を持つのが流行った。週末は忙しい都会を離れてリフレッシュする。それが憧れのライフスタイルのひとつだった。(私はもちろん買わなかったけど…)

その後、バブルははじけ、リーマンショックがあり、我が家も世間並に不景気のあおりは受けてきた。が、キャンピングカーを手に入れたことで、あのころの『ヤングエグゼクティブ』以上に贅沢な休日を過ごせるようになった。今さら値崩れした別荘を買ったわけではない。それもこれも、キャンピングカーのおかげなのである。

キャンピングカーは、ドラえもんの秘密道具風に言うなら「どこでも別荘」なのだ。
別荘は、どんなにいい場所に建っていたとしても、窓の外の景色は変わらない。四季折々の変化はもちろんあるし、その景色を愛してやまないならば、別荘を持つ意味は大いにあるが、キャンピングカーなら窓の外の景色は、ある日は山並み、ある日は海…という具合である。
気候だって選び放題だ。
寒い時期にはあたたかな南国へ行けばいい。暑い夏は高原や北部の涼しいところを目指そう。海でサーフィン、山でスキー。それをいっぺんに叶えられる別荘など、そうそうあるものではない。
だったら、旅行すればいいだけの話じゃないか、と言う人もいるだろう。確かにそうだ。だが、旅行するためには、前々からスケジュールを調整し、ツアーを探し、あるいは列車や飛行機、宿を予約せねばならない。それだけの手間とお金をかけて、年に何回、出かけるだろう?
それがキャンピングカーなら、予約も不要。思い立ったらすぐ出発! 逆に、スケジュールを土壇場で変更したりキャンセルするのも自由だ。誰にも迷惑もかからなければ、キャンセル料もかからない。
しかも、どこへ行っても自分の部屋である。インテリアも使い勝手も自分仕様にできるし、他の宿泊客に気を遣うこともない。小さな子供が泣こうが騒ごうが、萎縮する必要もない。あくまでプライベートな空間なので、少々だらしない恰好でくつろいでいても問題ナシ。

いいことづくめのキャンピングカーのようだが、誰にでも「最高!」というわけではない。どんな人に向くのか・どんな人には向かないのか、ちょっと考えてみよう。

■キャンピングカーに向かない人
・気に入った別荘でずっと過ごしたい人
・すべてお膳立てされたパッケージ旅行が好きな人。
・ホテルライフを満喫したい人。毎回違う宿に泊まってみたい人。

■キャンピングカーに向いている人
・思い付きで行動するのが苦にならない人。
・自分で行先を決め、何を見るか、何を食べるか自分で決めるのが楽しい人。
・有名観光地だけでなく、名もない村や町で、人や自然と触れ合うのが好きな人。

いかがだろう?
新幹線でびゅん、と飛んでいけば短時間で観光地に行くことはできる。だが、キャンピングカーなら、好きなところで止まって、その土地土地の農産物や海産物、郷土料理を楽しんだり、そこでしか見られない景色に出会うこともできる。
そんな手作りの旅が楽しめるのが、キャンピングカーなのだ。

最近はレンタルサービスも充実してきた。
キャンピングカーショーでさまざまな車を見比べて、レンタル情報やキャンプ場情報を手に入れて、自分なりの遊び方に思いを巡らせてみるのも、きっと楽しいはずだ。