フィアット500を買うと後悔する?5つの理由と評判から向いてる人の特徴を考察
疑問に思う男性

「フィアット500を買うと後悔するって口コミでよく見かけるけど、何が後悔するのかな?評判を教えてほしい!」

あなたも気になってはいませんか?

「フィアット500 後悔」
Google検索してみると、悪評ともとれるワードが出現しています。

他にも「フィアット500 失敗」「フィアット500 やめとけ」「フィアット500 故障」など。
ポジティブとは思えない情報があがっていますが、いったいどういうことなのでしょうか?

本記事では、あなたの疑問にお答えします!
フィアット500の評判を口コミや実際の所有者レビューから考察していきます!

フィアット500を買うと後悔する5つの理由

「フィアット500は、見た目だけで買うと絶対後悔する」

いったいフィアット500の何がそんなに後悔するのでしょうか?
早速、フィアット500を買うと後悔する5つの理由について触れていきます!

【理由1】ギアチェンジの時に変速ショックがあるから後悔する

イタリアの「フィアット500(チンクエチェント)」は、ドイツの「ミニクーパー」と並んで日本で最も愛されている外国車と言えます。
シルエットも個性的で人気ですよね。

しかし、デザインだけでなく「中身」も個性的なので、戸惑うユーザーが多いようです。

戸惑いの原因は、トランスミッションにあります。
ユーザーの口コミによると、加速の際に自動で行われるギアチェンジが変速のたびに、フィアット特有の振動や異音があるようです。

「ショックが大きくて、不快」
「マニュアル並みに、振動する」
といった口コミが見られます。

ただ、フィアット500の「変速ショック」が独特だからこそ良い、という声もあるようですね。

ギアが上がるときの振動が楽しいというユーザーコメントがありました。

フィアット500の変速機は「デュアロジック」というシステムを採用しています。
デュアロジックを端的に言うと、「AT限定免許の人でも乗れるマニュアル車」。

つまり、シフトチェンジにクラッチを踏む必要がなく、なおかつ手動でギア操作もできるというトランスミッションなのです。
(※手動が苦手な人のために「オートモード」(完全なAT操作となる機能)も搭載されているのでご心配なく)

変速機にも遊び心があふれる車、それがフィアット500なんですね。

【理由2】シートポジションが定まらないから後悔する

フィアット500のシートポジションについての不満の声が多かったです。
シートの座面が高いらしく、ペダル操作の時に違和感がある人の声が目立ちました。
(※一番上位グレードの「ツインエア・ドルチェヴィータ」にはシートの高さ調整機能が付いています)

フィアット500のシートは、丸みを帯びた形状をしているのが特徴です。
なので、足元の安定性に欠け、操作がしづらい人がいるようです。
また、座面が小さくて運転席が窮屈、という意見もちらほら見られました。

ですが、このシートが好きな人も中にはいます。

シートがふかふか柔らかでいい、というコメントがありました。
あと、やはりデザイン性も高いので、評価する声が寄せられています。

ヘッドレストもまん丸で、デザインは非常にかわいらしいです。

シートポジションの不安定さは乗っているうちに慣れた、というユーザーの意見もあるので、乗り慣れたら快適になるかもしれないですね。

【理由3】ドアがサイドに2枚しかないから後悔する

フィアット500の購入を検討している人の口コミで、「3ドアだから諦めた」という声が非常に多かったです。

3ドアの口コミとしては、
「後席の乗り降りが大変」
「わざわざ前席を倒すのが、面倒」
といった、ユーザーコメントが見受けられます。

確かに後席にドアがあるのとないのとでは、あるほうが断然便利ですよね。
しかし一方で、フィアットのドアは剛性が高く、分厚いので丈夫、との意見もあります。

「フィアットの営業さんは、ドアは重くて頑丈さがウリと言っていた」
「ぶつけられても、凹んだだけで普通に開閉できる」
といった、ユーザーコメントが寄せられています。

フィアット500は横からの衝突にも、耐久性があるようですね。

ちなみに、イタリアではフィアット500のEV車(500e)で、「3+1」ドア仕様が2020年に発表されました。
「3+1」とは、助手席側のドアが、観音開きタイプの2枚構造になる仕様とのこと。
(出典:GQ Japan「観音開きはブームになるか!? 新型フィアット500に3+1ドア追加へ」

3ドアタイプの500eモデルは日本で去年6月に導入されたものの、「3+1」仕様は未定なので、導入が楽しみですね。

【理由4】国産車よりも標準装備が貧弱だから後悔する

フィアット500の標準装備機能について、批判的なコメントが挙がっています。
国産車のように、全方位システムがあったり、自動ブレーキ機能がついていたり、といったことはないようです。

ユーザーの意見では、
「不便だ」
「軽自動車以下の装備」
との声がありました。

たとえば、ドアミラーが電動格納式になったのも2017年からと遅く、エアコン操作は、上位グレード以外、いまだに全てマニュアル仕様です。

とはいえ、フィアット500の装備を擁護する意見も見られます。

今の車が過剰装備すぎる、との声がありますね。
余計な機能は使わないからいらない、といった人もいるようです。

純正のオプションパーツが充実しているようなので、後から追加する、というのもアリなのではないでしょうか。

【理由5】ツインエアエンジンの振動が大きいから後悔する

フィアット500の上位グレードは、2気筒エンジンの「ツインエア」になります。
そのエンジンの振動音が独特で、好き嫌いの好みが分かれるようです。

ユーザーのなかには、他人を乗せるときに気を遣う人もいました。
つまり、自分は良くても同乗者が嫌がるかもしれない、という意見ですね。

ですが、ツインエアエンジンは、日本で根強い人気があるようです。

2気筒エンジンをぶん回すのがクセになる、というユーザーコメントがあります。
ユーザーではない人も、ツインエアのエンジン音が「かわいい」「欲しくなる」との声が多かったです。

ツインエアエンジンのフィアット500に乗れば、注目の的になるかも。

後悔するとは思わない?フィアット500の良い口コミ

【図2】

ここまでフィアット500を買うと後悔する理由について解説してきました。

後悔する理由だけでなくどんな口コミが投稿されているのか?
これからフィアット500を購入予定の方にとっても気になる情報ですよね。

ここからはフィアット500のSNS上での口コミをまとめていきます!

まずはフィアット500の良い口コミから。
先に悪い口コミを確認したい方は、こちらからご覧ください。

【良い口コミ1】レトロな内装デザインが最高

フィアット500の内装デザインについて、評価の高いコメントが多かったです。
ボディカラーと同色のパネルや、レザー調のステアリングなど、質感の高い個性的な内装になっています。

車に乗るのが、ますます楽しくなるようなデザインですね。

【良い口コミ2】ブレーキアシスト機能が便利

フィアット500には、ヒルホールドシステムと呼ばれる安全機能が全グレードに標準装備されています。
このシステムにより、坂道発進する際、自動でブレーキが作動するので、サイドブレーキを使わずに、アクセルを踏みこむことができます。

マニュアルモードで変速する際も、楽ちんでいいですね。

【良い口コミ3】マニュアルモードの運転がとても楽しい

フィアット500のマニュアルモードが楽しいといった声がありました。
AT限定の人でも、マニュアルの操作感を味わえるのがいいですよね。

デュアロジックのマニュアル操作は、シフトチェンジの際にアクセルペダルを少し緩めるのがポイントだそうです。
シフトチェンジに慣れれば、楽しい車になりそうです。

やっぱり後悔する!フィアット500の悪い口コミ

【図3】

ここではフィアット500の悪い口コミについてまとめます。

【悪い口コミ1】収納スペースがあまりない

収納スペースの少なさに、不満の声があるようです。
「後部座席に人がいたら無理」
「ミニバン軽のほうが使い勝手が良い」
といった意見が見受けられます。

荷室の小ささは、コンパクトカーの弱点と言えます。

【悪い口コミ2】クリープ現象がないので不安になる

クリープ現象とは、AT車でアイドリング時にアクセルを踏んでいなくても、緩やかに前進する現象のことです。
フィアット500は、「デュアロジック」仕様の変速機なので、クリープ現象は起こりません。

なので、AT車に慣れた人には、少し不便に感じるかもしれませんね。
とはいえ、クリープ現象がないほうが、自分の意思で動かせるから良い、という意見もあります。

また、ヒルホールドシステムのようなアシスト機能もあるので、安全に走行できるでしょう。

【悪い口コミ3】維持費だけでも結構大変

フィアット500は維持費がかかる、との意見が多かったです。
ガソリンはハイオク、修理となると海外取り寄せのパーツになるなど、フィアットを管理、維持するだけでも割高になりそうです。

外国車はエンジン不調やエアコントラブルなど故障も多いので、注意が必要ですね。

後悔する前に!フィアット500のスペック(仕様)と歴代車種を確認

ここではフィアット500のスペック(仕様)と歴代車種についても解説していきます。

販売 フィアット
ボディサイズ(全長/全幅/全高) 3570mm/1625mm/1515mm
ホイールベース 2300mm
トレッド前/後 1415mm/1410mm
最低地上高 130mm
車両重量 990kg~1040kg(グレードにより異なる)
乗車定員 4名
燃料消費率 18.0km/L~19.2km/L
総排気量 1240L(1.2 CULT)、875L(TWINAIRタイプ)
最高出力 51kw/5500rpm(1.2 CULT)、63kw/5500rpm(TWINAIRタイプ)
発売日 2008年3月15日

【初代】1936年~1955年

「トポリーノ(ハツカネズミ)」という愛称で親しまれた初代チンクエチェント。
2人乗りとして開発されたこの車は、戦前戦後を含めて大ヒット商品となりました。

映画「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンが乗っている車が、初代チンクの前期モデルです。

【2代目】NUOVA(ヌォーヴァ)1959年~1977年

初代の直接的な後継モデルではなく、異なるコンセプトで全く新しく設計されたモデルとなります。
デザインは2代目の方が、現在の形に近く、2気筒エンジンを搭載するRR(リアエンジン・リアドライブ)車です。

日本のアニメ映画『ルパン三世カリオストロの城』に登場する車が、この2代目です。

【3代目】2007年~ 

NUOVA500が発売して50年目に、デザインを一新して開発された新型モデル。
エンジンはフロントにある前輪駆動で、日本では右ハンドル仕様が2012年に導入されました。

2010年には、直列2気筒のターボエンジン「ツインエア」を発表。
小排気量でありながらパワーのある走りが実現しました。

後悔すると言われてもフィアット500が向いてる人の特徴

【図4】

ここまで、フィアット500の評判をまとめてきました。

ではどんな人がフィアット500には向いているのか?
後悔すると言われてもフィアット500が向いてる人の特徴もまとめていきます!

【特徴1】とにかくシルエットが可愛い車に乗りたい人

まず1つ目の特徴が「とにかくシルエットが可愛い車に乗りたい人」

【特徴2】ツインエアエンジン搭載の車を運転したい人

次に2つ目の特徴が「ツインエアエンジン搭載の車を運転したい人」

【特徴3】ドアおよび車体剛性が高く、安全性を重視したい人

そして3つ目の特徴が「ドアおよび車体剛性が高く、安全性を重視したい人」

フィアット500の中古車を選ぶ際に注意すべき5つのポイント

【図5】

ここまで、フィアット500を買うと後悔する理由を解説してきました。

「後悔すると言われても購入したい!」
このように考える人も多く、中には中古車を検討する方も多いです。

ですが、中古車を選ぶ際には注意すべき点があります。
最後にフィアット500の中古車を選ぶ際の注意点をまとめます。

【ポイント1】目的と予算を決める

まず1つ目の注意点が「目的と予算を決める」

何のためにフィアット500の中古車が欲しいのか?
自分が使う目的によっても、必要なグレードは異なってきます。

まずは車選びの目的を明確にし、目的に合った予算を決めましょう。

目的と予算が決まらないと、車は選べません。
数ある中古車の中から最適な車を選び出すにも、前提条件は重要になってきます。

【ポイント2】走行距離を確認する

次に2つ目の注意点が「走行距離を確認する」

中古車ならまず確認しておきたいのが「走行距離」
なぜなら、走行距離によって車の寿命は決まると言っても過言ではないから。

また走行距離によって、自動車保険の金額も異なります。
ちなみに三井ダイレクト損保の例では以下のようになっています。

年間走行距離 保険料(年払)
3,000km以下 28,660円
10,001km~12,000km 40,190円
20,000km超 50,640円

車の寿命と自動車保険の金額を考慮するべく、中古車の走行距離は必ず確認しておきましょう。

【ポイント3】年式を確認する

3つ目の注意点が「年式を確認する」

そもそも「車の年式」とは何か?
年式は、行政機関が管轄の運輸支局軽自動車検査協会で車が初めて登録された年のこと。

普通自動車では「初度登録年月」、軽自動車では「初度検査年月」と呼ばれています。

その年式を中古車購入時は必ず確認しておくことが重要です。
なぜなら、古い車種(年式が古い)ほど価値は低下傾向にあるから。

つまり、リセールバリューは極端に下がるということ。

また、古いと車のコンディションにも影響します。
購入後の不具合は起きやすく、パーツ交換の頻度も増える可能性はあります。

そのため、中古車を選ぶ際は必ず走行距離と合わせて年式も確認しておきましょう。

ちなみに、年式の確認方法にはいくつかあります。
代表的な3つの調べる方法をご紹介すると、以下の通りです。

中古車の年式を調べる方法

  1. 「車検証」から調べる
  2. 「新車保証書」から調べる
  3. 「シートベルト」から調べる

【ポイント4】保険や保証の有無を確認する

4つ目の注意点が「保険や保証の有無を確認する」

中古車は新車に比べると故障リスクが高いです。
そのため、購入してすぐに故障する可能性もゼロではありません。

リスクを少しでも低減する意味でも、保険や保証の有無は重要です。

また、保証なしの中古車は低品質の可能性があります。
なぜなら、すぐに壊れるような車に保証を付けても販売店の不利益になるから。

つまり、保証なしは自信がない裏返しともいえます。

中古車は新車に比べて価格の面でメリットがあります。
中古車しか出回っていない車種(絶版車、プレミア車)もあります。

しかし中古車には、中古車ならではのデメリットがあります。
デメリットの不安を少しでも和らげる意味でも、保険・保証の有無は必ず確認しておきましょう。

【ポイント5】実績ある中古車販売サイトを利用する

そして5つ目の注意点が「実績ある中古車販売サイトを利用する」

ここまで、中古車選びのポイントを確認してきました。
では、ポイントは分かったけど、どこで中古車を探せばいいのか?

中古車を探すだけでも一苦労です。
販売店に一軒一軒足を運んで探しては時間も労力もかかります。

でも実は、賢い人はわざわざ販売店になど足を運んでなどいません。

みんな「中古車販売サイト」を利用しています。
しかも、実績ある、豊富なラインナップを揃えたサイトがあります。

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まとめ:フィアット500を買うと後悔する理由と向いてる人の特徴

フィアット500を買うと後悔する理由と向いてる人の特徴をまとめてきました。

改めて、フィアット500を買うと後悔する理由をまとめると、

フィアット500を買うと後悔する5つの理由

  1. ギアチェンジの時に変速ショックがあるから後悔する
  2. シートポジションが定まらないから後悔する
  3. ドアがサイドに2枚しかないから後悔する
  4. 国産車よりも標準装備が貧弱だから後悔する
  5. ツインエアエンジンの振動が大きいから後悔する

フィアット500を買うと後悔する理由があるのは事実です。
特に、エンジンとデザイン含めフィアット独特の設計に対する不満が多かったです。

主な原因としては、フィアットの個性的な設計コンセプトが、実用性重視の国産車に慣れたユーザーには、馴染みがないように感じたからではないでしょうか。

それでも、運転を純粋に楽しみたい人には、今後も支持され続ける車であるでしょう。

フィアット500に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。