
![]()
キャンピングカーの使い方といえば、キャンプだ、と思っている人は多い。
確かにそれが代表的な遊び方だとも思うが、実際、キャンピングカー仲間が増えてみると、みなさん実にさまざまな遊び方をしている。

・ネイチャーフォト愛好家
「朝日に染まる雲海を撮りたいんですよ」という男性はアマチュア写真家。一定の気象条件が揃わないと現れない雲海を、絶妙なタイミングで撮影するには、現場でひたすら粘るのだという。
民宿やホテルを使うと、とんでもない早朝に宿を出て、現場に向かうことになる。テントキャンプでは寒い時期にはつらい。
そんなとき、キャンピングカーなら、限りなく現場近くまでいけて、暑さ・寒さをしのぎながらシャッターチャンスを待てるのだという。
・川釣りのベースキャンプ
渓流釣りが趣味という女性は小さな四駆の軽キャンパーを愛用している。彼女が狙う魚は、本当に水のきれいないところにしかいないという。彼女の釣り場は車ではアプローチできないような自然の真っ只中。川岸ぎりぎりのところまで、ぐいぐいと悪路を走行できる四駆の、車体の小さいキャンピングカーは冷えた身体を温めたり、休憩所としても大活躍だ。
・ジェットスキーのベースに
川や湖でジェットスキーを楽しむ友人もいる。趣味が高じて、最近はスラローム競技にまで挑戦するようになった。湖畔や河畔に停めて、着替えや休憩、トイレにも利用している。外部シャワーがついたタイプなので、ずぶ濡れで戻ってきても汚れを外で落とせるのが嬉しいという。ジェットスキーはボートトレーラーに載せて、キャンピングカーでけん引している。
・モータースポーツを見る・参加する
これは私の遊び方。オンロードバイクのレースが大好きで、チームと一緒に耐久レースに挑戦していたころ。練習走行の予約をして、キャンピングカーでパドック(サーキット内部)まで乗り付ける。汗だくで帰ってきてものんびり着替えができるし、エアコンの効いた車内で仮眠もとれる。レース本番日は炊き出し車両と化して、カミさんが業務用炊飯器で米を炊き、チーム全員のためにおにぎりと味噌汁なんぞをふるまってくれる。
・インドア派のキャンパー遊び
アクティブな遊びをしない人にだって、キャンピングカーはうってつけだ。
前回のコラムでカミさんとの週末ののんびり旅を紹介したが、そんな何もしない旅も環境が変わればリフレッシュできる。家での生活をそのまま自然の中で行うだけでも十分普段と違った気分に浸れること間違いなし。インドア旅では、私はもっぱら読書、DVD鑑賞、昼寝。カミさんはたまった雑誌のチェック、編み物やらビーズ細工。漫画の全巻一気読み、なんてことも。
・出張!ホームパーティ
「何もしない」の逆で、思い切り料理を楽しむ旅もする。
仕事が多忙な平日は夜も遅く、夕飯はありあわせのもので何とか過ごす。だが、炊事設備のあるキャンプ場へ出かけるときは、出発前から何を作ろうか、レシピの選定からして、ちょっとしたイベントである。
丸ごとのチキンだの、ブロック肉だのを仕入れて、家でやらないような大物に取り組んで、仲間とアウトドアパーティをする。地元農協の直売場で新鮮な野菜や、農家の方が作ったお惣菜や漬物を買い込むのも楽しい。
いかがだろうか?アクティブに遊びまわる人にもそうでない人にも、アイデア次第でさまざまに使えるのがキャンピングカーなのである。
さて、カミさんは最近、インテリアに懲りはじめたらしい。家のインテリアを変えるのはお金もかかるし大変だが、ワンルームのキャンピングカーは小ぢんまりと、手軽な小物や雑貨程度でいろいろ楽しめるらしい。それはそれで、一つの遊びのスタイルだろう。
それに何しろ、我が家の山ノ神のご機嫌がうるわしいのは、私自身にとってもありがたいことなのである。